ICT用語集
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ユビキタスコンピューティング
ユビキタスコンピューティングとは、社会や生活のあらゆるところにコンピューターが存在するという、情報環境を表す概念です。ユビキタス(ubiquitous)には、ラテン語で「遍在する」「至るところに存在する」という意味があります。
ユビキタスコンピューティングが浸透・実現する社会は「ユビキタス社会」といい、人々はコンピューターの所在を意識することなく、いつでも、どこでも、誰でもコンピューターを利用することが可能となります。
ユビキタスコンピューティングという概念は、1989年にアメリカXerox社のパロアルト研究所のマーク・ワイザー氏によって提唱されました。近年、IoT技術の発展やインターネットの普及にともない、ユビキタスコンピューティングの考え方が注目されています。
ユビキタスコンピューティングでは、あらゆるものにプロセッサーや小型チップなどのコンピューターが組み込まれ、コンピューター同士が必要に応じて協調動作し、さまざまな処理が自動で行なわれるようになります。ユビキタス社会が実現すれば、ユーザーはコンピューターを意識せずに最適なサービスを受けることができ、高い利便性を得ることができるといわれています。
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